※本コラムを引用される方はトラックバックを残していただけると幸いです。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

新たに不登校になった小中学生6.5万人

この衝撃的データは世間を驚かせました。1993年度は約3.3万人であったのが、2014年度はその倍近い6.5万人となっています。この6.5万人というのは、新たに不登校になった児童・生徒の数ですから驚きです。しかも、年々子どもの数は減っていっているのに、不登校は増加しているということですから、かなりの割合で進行しているといえるでしょう。(この不登校という言葉ですが、定義は現在のところ、心理的理由で年間30日以上休んだ場合を指しています。)
 2014年度段階で、全小中学生の数は、1012万人です。その内不登校は何人いると思われますか?統計では12万2912人です。6.5万人が新たに不登校になったということは、前年から継続している不登校の生徒は、5.7万人です。これを新規で不登校になった割合(全生徒数で割った割合)は、93年度が0.25%で、04年は0.55%となっています。これだけみても倍です。国立教育政策研究所の意見では、既存の不登校生に目を向ける一方で、この新規が増加している点について未然に防ぐ施策が必要な時期に来ていると言われています。
 このようなデータを見せられ、皆さんはどのように思われるでしょうか。まず、問題は何か?を思われるでしょう。もちろん、端的にこの理由を語ることはできません。感覚的にこうではないかということは言えても、明確かつエビデンスをもって、これが原因であるとは今のところ言えません。ですから、国立教育研究所でも、対策について目を向け、原因については触れません。
 しかし、何事も、原因をさぐり、それを解決しなくてはなにもなりません。未然に防ぐ策を考えるといっても、おそらく周囲が気をつけてみておく、いじめがなくなるように先生や家庭で子どもの変化に気づくようにするなど、おそらく精神論的な策で終わることでしょう。つまり、属人的解決手法によるもので、非常に重要なことではあるものの、おそらく何の解決にならないでしょう。
 では、どうすれば良いのでしょうか。この点について私の意見を書こうと思います。(これは私見であり、明確なエビデンスがない以上、想像の域はでませんが)
 いじめや家庭の不和、さらには親の教育に対する無関心など、さまざまな理由はよく語られますが、確かにその一面はあることでしょう。しかし本質的には、次の理由によるものではないかと推測しています。
「学校そのもの、勉強自体がつまらないものになっている」
こういうと、昔も同じであると言われるかもしれません。そうです。昔も面白くないのです。では何が変わったかといえば、それは子どもたちが変わったのです。一昔前と比べ変わったことは、世の中に子どもたちの興味関心を引くメディアやコンテンツがあふれていることや世の中の働き方が変わり、別に無茶苦茶頑張らなくても“生きていけそうな感じ”になっていることです。その結果、多様な考え方を持つ子どもたちが誕生し、画一的で皆同じ答えを求められる学校や勉強に対して、違和感を早くも感じ、そこから自分のアイデンティティを守るために、物理的に遠ざかっているのではないかと推測しています。これは何も、子どもたちに限らず、大人の世界でも同じでしょう。社会が変わり、人々の価値観が変わり、そして学校や会社という組織やコンテンツが変わっていないとなると、不適応な人が出てくるのは当然のことでしょう。いずれにせよ、教育の世界でも、変革が必要なときに来ていることは明確です。今のままでは、益々この数値は上がり、学校という機能を失っていくことでしょう。
  1. 2016/11/01(火) 00:00:00|
  2. 石田勝紀からの便り
  3. | トラックバック:0

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://ryokushin.blog71.fc2.com/tb.php/260-1b3e9fd4
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。