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上大岡エピソード ~学校1のワル~

私が上大岡の生徒を受け持つようになってから10年以上になります。それ以前は本牧の生徒を受け持っていましたが、当時、上大岡を担当していた女性講師が、中2の男子に殴られたため、夏期講習明けから上大岡の生徒を担当してくれとのことでした。
講師を殴るような生徒なんて…と思いながらも上大岡へと向かったことを覚えています。生徒数は6名。女子2名は成績35、29、男子は15~26と当時は現行制度よりは3近く低くつく相対評価とはいえひどいものです。1が並ぶ成績表をはじめてみました。
ある日、「先生、こいつ学校の面談で『あなたはこの学校1のワルです。高校はあきらめてください。』と言われたんだぜ、俺は3番目のワルだから俺のほうがマシ」というので、「お前らは?」と残る2名にも聞いてみたところ、「俺は4番目のワル」「俺、5番目」というので、「2番目のワルは塾に来ないの?」と尋ねると、「あいつは勉強が嫌いだから、塾なんて来ない。」というのです。「え?お前らは勉強が好きなの?」「嫌いだけど、塾はいかないとマズイ。」「なんで?」「高校に行けなくなる。」「いや、別に塾に通ったからといって高校には行けるわけじゃないし、今のままでは高校には行けないけど?」「マジで?」という話から、スクールウォーズの山下真司よろしく、彼らに高校受験のシステム、成績などについて話をし、やるかやらないかの選択を迫りました。
そして私と彼らの戦いが始まります。合宿で他スクールの担当から上大岡の生徒は連れてくるなと言われたり、その他イベントでも上大岡だけは別にしろ言われたりしながらも、彼らは休むこともなく、ほぼ毎日、授業開始よりもだいぶ前に塾にきては、プラモデルを作ったり、アホな話をしたり、もちろん勉強もしたりと、とにかく楽しそうに通ってくれました。
成績はだいぶあがり、上は32、下は25まであがりました。そうはいっても2年末が低すぎるため、男子全員が内申不足。そのような状態で、翌年新規開校のため競争率2倍を超える横浜南陵をどうしても受けたいという生徒もいました。彼は残念ながら後1点に泣きましたが、その他の生徒はみな、第1志望の高校へと進学しました。
彼らが中2の頃の「通っていれば高校に行ける。だから授業は嫌だが我慢しよう。我慢できないから殴ってしまえ」で居続けたら、全員が高校生になっていなかったと思います。
自らの意思で塾に通うことを選び、通うことを楽しみ、そして勉強、受験を楽しめたことが彼らの勝因です。もう一つ、彼らの良かったところは、「俺は成績10上がったぜ」「うっせー、模試は俺のほうが上なんだよ!」「まぁ、上がっても俺のほうが成績も模試も上だけどね」と互いに競い合っていたことでしょうか。やればできるということを証明してくれたワルたちでした。
  1. 2012/12/01(土) 00:00:00|
  2. 講師たちから
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