FC2ブログ
※本コラムを引用される方はトラックバックを残していただけると幸いです。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

日本の子どもは勉強しない

「日本の子どもは勉強しない」というフレーズを聞かれたことはありますでしょうか。特に高校生においての世界的比較調査や日本国内においての調査実績というものがあり、この事実は今や明白となっております。
高校生の学習行動の実態の調査が2005年11月に大規模に行われました。そこでは全体的行動としては、高校段階全般において勉強に対する意識が希薄であり勉強をしないという傾向がでております。高校3年生では受験を意識し勉強する割合が確かに増加するが、一方でアルバイトをする割合が増加したり、高校3年生であっても40%が勉強しないと回答するなど依然、勉強に対する希薄な意識が傾向としてあげられます。またしっかりと勉強をする高校3年生は20%~30%いることを考えると、高校段階において学年があがるにしたがって勉強に向かう態度の格差が大きくなってきているのです。つまり、“勉強格差”が年齢が上がるにしたがって広がっているという実態が浮き彫りになりました。
また通塾率について、中学では70%であるが高校では40%と非常に下がっており、お稽古事なども含めて、習い事をしていない割合は、中学で17.6%、高校では59.4%となっています。学習行動という意味を勉強以外の習い事まで含めて考えると学校以外において高校生はいかに学習というものをしていないかがわかります。また、同時に保護者への調査も行われたのですが、保護者は「本人の志望がはっきりしているかどうか」を重視し、90%近い保護者が「やりたいことをみつけるのに多少の時間がかかってもしかたない」と考えていることから、高校生の場合は中学と比べ、進路の選択幅(浪人も含め)が広いことから、親のそのような考え方は一見よさそうに見える一方で、高校生はやりたいことが見つかるまでは何をしていてもいい、勉強をしなくてもいいという考え方が無意識の内に醸成され、高校生の学習に対する意識が希薄となっている傾向があらためてデータからわかりました。
一方、「学習時間の日韓比較」という調査データもあります。日本は中高合わせて約2500人、韓国は約2400人を対象に調査したものです。日本の高校生の平日の学習平均時間は74分、韓国は202分です。3倍近い開きがここに存在します。実際に私は昨年、韓国の教育事情の研究で視察しましたが、小学校では3年生から英語の授業が行われ、皆私と英語で会話ができました。韓国の全ての教室には電子黒板が配置されビジュアルを使いながら効率的な授業が行われ、高校は夜の12時まで自習室が解放されており、塾は午前2時までやっているのが通常の姿のようです。(もちろん地域差はあるでしょうが)日本にいる韓国の友人に聞いても、皆このようなプロセスを経て今があると語っていたので、これらは決して極端な表現とはいえないでしょう。世界的に今、アジアが元気です。特に新興国といわれる、韓国、台湾、中国は人材のグローバル化が急速に進んでおり、韓国のサムソンは日本の電機メーカーをあっという間に追い抜き世界一となったことは有名です。その背景に教育があります。国が国民の教育水準を上げ、グローバル教育を率先して行った結果、わずか10数年でこのような差がついてきたのです。
今、日本の教育は大変な危機に直面しております。国際的教育格差の下に日本があり、日本国内においても教育格差があります。そしてその格差は年々開いていく一方です。勉強の大切さ、世界の動きを簡単でもいいので子どもに話をしていくことで子どもの意識も変わってくることでしょう。
  1. 2011/02/01(火) 00:00:00|
  2. 石田勝紀からの便り
  3. | トラックバック:0

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://ryokushin.blog71.fc2.com/tb.php/164-9fd7b744
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。