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差別授業

差別授業というものを、ご存じでしょうか。これは、子どもたちの人種差別に対する考え方を変えさせることを目的に、1968年、アメリカ、アイオワ州ライスビルの小学校で「実験授業」として行われたものです。
小学校3年生の担任であった、ジェーン・エリオット先生は、次のような授業を行いました。

クラスを青い目と茶色い目の子どもに分け、「青い目の子はみんな良い子です。だから5分余計に遊んでもよろしい」「茶色い目の子は水飲み場を使わないこと。茶色い目の子はダメな子です」というように、青い目の人は優れ、茶色い目の人は劣っていると決めて1日を過ごすというものです。そして、翌日は茶色い目の人は優れ、青い目の人は劣っているとして生活するという前日とは逆の状況にしました。これによって、差別する側、差別される側を双方体験することができ相手の気持ちになることができたというものです。さらに、この実験では、もう一つ重要なことが判明したようです。実験授業の2週間前と授業をしている2日間、そして授業の2週間後に国語と算数のテストを行ったのですが、子どもたちの点数は「子どもたちが優れているとされているときに最高」で、「子どもたちが劣っているとされている時に最低」を示したのです。そして、授業後はクラス全体の成績がかなり高くなったようなのです。つまり、子どもたちは、自分たちは優れていると思い、自信を持つと、点数が上がり、そうでないと、下がるということが、如実にわかったということなのです。このような実験授業を通して、その大切なことを学んだという意識が生徒たちに自信を与え、優れていると言われた時の高い得点を維持できるようになったということは、非常に大きい成果ですね。

日本では、このような実験授業は非常に難しいことでしょうが、ディベートという手段を使って、立場が変わることによって、どのように考え方に変異があるかということを認識することができるでしょう。
多くの人が、今の自分の立場から、別の人の立場というものを同時に感じることができれば、いじめ問題はじめ、争いや戦争というものはなくなっていくことでしょう。そういう意味でも、子どもの頃に、立場を体験することは非常に大切なことだと思います。
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  1. 2016/09/01(木) 00:00:00|
  2. 石田勝紀からの便り
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