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新年に何をするか

街を歩いていると、「新年になるから新しく~する」といった話を聞くことがあります。たいていの場合、そのような人は結局何もせずに終わる場合がほとんどである気がします。言っている本人もその場のノリだったり、冗談のように言ったりすることもあるので、それを一概に有言不実行であると責めることは必ずしもできるわけではないとも思えます。
 私が疑問に感じるのは、「新年だからといって新しい目標を立てる必要があるのか」ということです。もちろん新しく受験を迎えるような中学2年の皆さんには、自身の志望校に受かることができるようにしっかりと目標設定を行って欲しいですが、それもあまりに突飛なものでは達成する以前に設定した目標に取り組めないという事態に陥ってしまいます。そのような意味でも、果たして全く新しい目標を設定する必要はあるのでしょうか。
 私はそのような必要はないと考えています。なぜなら身近にある問題を解決せずに新しい目標(問題)を設定しても、その新しい目標(問題)を解決することはできないからです。例えば日頃のテストで30点しか取れない生徒がいきなり100点をとると言ったところで、それは不可能に近いことでしょう。間違えるからには間違えるだけの理由が存在します。その間違いに気づくことなく新たな目標を決めても、同じ間違いをするだけです。結果として、何の進歩もなく終わってしまうでしょう。少しでも進歩ある結果を求めるならば、現在の問題を解決できるような目標設定が必要となります。
 では、そのような目標設定を行うには何が必要なのでしょうか。当然といえば当然ですが、それは現状を見据えることだと考えられます。英語のbe動詞と一般動詞の区別がつかない生徒にそれらの区別をつけさせるような問題をひたすら解かせて克服させるように、まず自分には何が足りないのか、何を間違えやすいのかを明確にしなければ、それを正すための計画も立てられません。このことから、まずは過去の問題などを振り返り自分の弱点を自覚することが、現実的な目標設定や目標達成の近道と言うことができます。そうしてそのような現実的な目標達成を何度も繰り返すことができれば、今は理想でしかない目標に近づくことが可能になることでしょう。
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  1. 2013/01/01(火) 00:00:00|
  2. 講師たちから
  3. | トラックバック:0

上大岡エピソード ~最高入試得点平均~

エピソード1ではすばらしきワルたちについて語りましたが、今回はその下の学年です。この年は初めて公立前期入試が導入された年でした。
成績40を超える生徒もいて、1つ上の代とは違い学力的には問題はありませんでしたが、陰湿なイジメがありました。いじめる側の女子数名が我が物顔で闊歩し、他の生徒は無言でうつむいている、そんなクラスでした。この年から上大岡の管理をも任された私は、まずイジメをしている生徒と話をし、改善できる生徒は改善させ、できない生徒は退塾させました。これでイジメはなくなりましたが、このような状態が2年近く続いたクラスがいきなり明るくなるわけはありません。
4月になり、汐見台中生の体験申し込みがありました。これが転機でした。彼女がすこぶる明るかったのです。問題演習中に何かを歌っているなと感じ耳を澄ませてみると「にゃんにゃかにゃーん、にゃんにゃかにゃーん。」自作の猫語ソングでした。なにせ既存生は物静かな連中です。授業中はコツ、コツと秒針の音が聞こえるくらいに静まり返っています。彼女の声がいくら小さいとはいえ、周囲には聞こえないわけがありません。やがて耐えられなくなった生徒がクスクス笑いだします。その笑いを聞いた他の生徒も我慢ができず、クラス全体が大爆笑に変わります。
唯一人の汐見台生でしたが、この生徒は成績もよく、模試の得点も高い。そのくせ天然という反則的なキャラだったので、すぐに人気者になりました。
また、もう一人笹下中の女の子も入ってきましたが、これまた方向性の違う天然少女で、クラスはまぶしいくらいに明るくなりました。ちなみにこの子は、高校卒業後に就職が決まったことを報告に来た際、「なんていう会社?」と聞いたところ、「なんだっけ?」と就職先の会社名を忘れるという奇跡を起こしてくれました。
他にもご両親が共働きであるために、自分で夕食を作る。それもご両親の分までという都市伝説にしても良いくらいの生徒もいました。
この代がたたき出した後期入試の得点平均は230点(250点満点)を超え、現在までに私が送り出したクラス中、最高得点を記録しています。当然のことながら全員第1志望へと進学しましたが、この結果はクラスの雰囲気が作り出したものです。
私は学校の雰囲気や、実績などは9割方、そこに所属する生徒がつくりだすもので、設備や先生の影響は1割程度しかないと思っています。偏差値の高低はほとんど関係ありません。しかしながら、素晴らしい生徒たちはそれなりの高校に進みますから、上位校であるほど、このような生徒が多く、そのような生徒が周囲に多くいる上位校ほど学校生活をすばらしいものにできる可能性が高いと思います。生徒の皆さんにはより高みを目指し、素晴らしい友人と出会える、素晴らしい人になってもらいたいと思います。
  1. 2013/01/01(火) 00:00:00|
  2. 講師たちから
  3. | トラックバック:0

ユネスコスクール

7月号で「オープン・スクールに参加して」を述べましたが、それ以来の小学校視察です。これから述べる学校は東京にある小学校で、ユネスコスクールに参加している学校です。ユネスコ・スクールとはホームページから抜粋しますと次のように書かれています。
「ユネスコ・スクールは、1953年、ASPnet(Associated Schools Project Network)として、ユネスコ憲章に示された理念を学校現場で実践するため、国際理解教育の実験的な試みを比較研究し、その調整をはかる共同体として発足しました。2013年には60周年を迎えます。世界180カ国で約9,000 校がASPnetに加盟して活動しています。日本国内では、2012年4月現在、397校の幼稚園、小学校・中学校・高等学校及び教員養成系大学がこのネットワークに参加しています。日本では、ASPnetへの加盟が承認された学校を、ユネスコスクールと呼んでいます。ユネスコスクールは、そのグローバルなネットワークを活用し、世界中の学校と交流し、生徒間・教師間で情報や体験を分かち合い 、地球規模の諸問題に若者が対処できるような新しい教育内容や手法の開発、発展を目指しています。
1.ユネスコスクールの活動目的
・ユネスコスクール・プロジェクト・ネットワークの活用による世界中の学校との交流を通じ、情報や体験を分かち合うこと
・地球規模の諸問題に若者が対処できるような新しい教育内容や手法の開発、発展を目指すこと
2.参加している学校
・公立私立を問わず、ユネスコの理念に沿った取組みを継続的に実施している、就学前教育・小学校・中学校・高等学校・技術学校・職業学校、教員養成学校

 私はこのユネスコスクールに加盟している韓国の小中高校へ日本の代表として訪問、視察したことがあります。日本でも全国でこのスクールに加盟しているところはここ数年増えてきました。今回私が訪問した学校はその代表校のような学校です。校長先生が大変理解のある方で、自ら率先して取り組んでいます。内容のイメージは総合的学習時間(週2時間)を使って、地球規模の諸問題や地域の歴史などを研究し発表することで、深い理解を得ることを目指しており、グループでの学習が基本です。さらに大変すばらしいことに、ユネスコカレンダーなるものがあり、国語、算数、理科、社会といった教科を横断してカリキュラムが作られていることです。ユネスコのこの基本的教育スタンスを世界の学校が取組、それを情報共有するという点も素晴らしいものです。ユネスコスクールに加盟するには、校長の判断で可能であり、毎年報告書としてA4で1~2枚で済むため、負担は一切ないのです。それよりも、子どもたちに本質的な教育を施したいという情熱で学校現場は取り組んでいます。このような素晴らしい取り組みが1つでも多くの学校に広まることを期待してやみません。
  1. 2013/01/01(火) 00:00:00|
  2. 石田勝紀からの便り
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