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小学校のオープン・スクールを見て

先日、小学校のオープン・スクールに行ってきました。ここの学校は1クラス25人で2クラスです。高学年になると1クラス35人ぐらいでしたが、全体的にマンモス・スクールといった感じではありません。東京の公立小学校はさらに人数が少なく、必然的少人数制授業が成立しています。横浜でも一部の人口増加地区を除き、少人数学級は次々と増えています。1クラス25人程度であれば、先生の統制範囲内に収まり、子どもたちへのケアが十分に行われる傾向にあります。見ていると余裕を感じます。
授業方法は予想以上に上手に展開されています。教室内は整理整頓清潔が行き届いています。挨拶、時間、整理整頓の「しつけ三原則」はきっちり行われています。このような学校は良い学校です。学級崩壊という言葉が一時流行りましたが、この学校ではそれは皆無です。校長が民間人校長ということもあり、特色ある教育も行っています。ただし、敢えて改良点を挙げてみると、高学年(5年、6年)における授業が、充実したものとなっていません。例えば国語では、生徒にプリントを配布し、そこに文章に関する質問が書かれており、先生は時間を与えて書かせ、黒板にも同じ質問を書き、ひとつひとつ生徒に当てて答えさせるという旧来型の指導方法の域を超えません。この形式だと、わからない生徒、やる気のない生徒は、まったくわからない状態が継続します。文章内容も面白みがないので、内容でも惹きつけられません。つまり1(先生):多数(生徒)形式の授業展開は限界があるのです。もちろん、そのようなときも必要ですが、参加者すべてにとって意味のある授業展開を学校で行うには、協同的学習(グループ形式)が望ましいのです。(「協同的学習」は東京大学の佐藤学教授が提唱している)そしてグループ内で話し合い、そこでまとめたことをリーダーが発表するという形式です。生徒の好奇心(心の状態)を常に気を留め、それが活気あるものにするためにはどのような方法が考えられるかに先生は意識を集中することでしょう。そうすれば、協同的学習などの方法が自然と生まれてきます。
授業見学で、気付いたこと別のことに電子黒板のようなものが入っていたことが挙げられます。DVDを見たり、プレゼンテーションのときなどで使っているようですが、韓国のようにデジタル教材が充実してくれば、これを使って、理科・社会、さらには国語の文章を写しだしたり、算数では図形の勉強を行う際によりビジュアル的に学習できるようになります。このようにみていくと日本の初等学校の未来は明るいと感じました。もちろん日本全国すべての学校を見ているわけではないので、一般化をすることは早計ですが、知人の元文部科学省審議官が、「日本では初等学校はうまくいっている。うまくいっていないのは中等教育だ。」と語っていたことを思い出します。まだ多くの改善点があるかもしれませんが、私が予想していた初等教育像は上方修正されました。
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  1. 2012/07/01(日) 00:00:00|
  2. 石田勝紀からの便り
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