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デンマークの教育

「世界一幸福な国 デンマークの暮らし方(PHP新書) 千葉忠夫著」という本があります。この本にはデンマークでの暮らし方として色々紹介されています。デンマークは北欧の国でアンデルセンが有名でよく知られています。面積は、九州を同じぐらいであり(グリーンランドとフェロー諸島を除く)人口551万人です。首都のコペンハーゲンというのは商人の港という意味であり、祖先はバイキングです。食物自給率は300%もある国なのです。この国は他の北欧諸国同様、高福祉国家(国家予算の75%が教育と福祉にかけている)で高税率の国(直接税率50%、消費税25%)ですが、人々はとても暮らしやすい国として国の方針に賛同しています。
一方で北欧の国々、特にフィンランドやスウェーデンは教育レベルが高いことで知られていますが、デンマークも実は教育水準の高さでも有名なのです。ここでいくつかデンマークの教育の特徴を挙げて見ましょう。
●中間テスト、期末テストがなく、中学卒業での国家統一テストが行われる。採点は別の学校で行われ、厳格に管理されている。
●国家の教育方針は「国に必要な人を育てる」である。
●幼稚園でのおやつの時間、持ってきたものを皆で分けて食べる。ここから「平等、共生」の精神を教える。
●教科書の指定はなく、教師が独自に選ぶ。
●部活動はなく、放課後は市民クラブ活動に参加する。
●高校以上は勉強を重視し、成績を重視する。
●義務教育と教育の義務の違いを教える。
    簡単に言えば、国が教育に多額のお金を投入し人を育てることを重要視しているということです。そして地域や学校の現場にソフトは任せつつも、平等、共生、自由、連帯という考えをしっかりと教育している。また少人数で指導し、おちこぼれを作らないための指導も行う。そのために教師は勉強指導に徹し、部活動は地域コミュニティの一貫として捉え、教師の仕事とはしていないということです。日本は全くの逆のシステムですね。
    私は常々、日本の教育を変革するためには優先順位に次の3つが必要であるといっています。
    1.1クラスの生徒数を20人として法律で義務付ける。→教育も生徒も保護者も、そして環境自体が多様化している現代社会において一教師がきめ細かい個別的指導ができる限界人数は20人である。
    2.部活動を地域のクラブ活動として位置づけ、地域との交流も促進する。顧問は学校の教師が行ってよいし、団塊の世代の方が行ってもよい。学校ごとの対抗戦ではなく、地域ごとの対抗戦とする。ちょうど少年野球が地域ごとにチームがあり活動しているようなイメージ。→部活動が生徒にとって良き人間形成に役立っていることは尊重しつつも、学校現場と切り離し教師は生活指導や学習指導に特化する。
    3.飛び級制度を設ける。→現在の学校制度では「平等」という言葉のもとに実行されているが、実際の現場は、底上げができず、上位の生徒には天井が作られ伸びる機会を逸している。能力別クラスは弊害の方が多いことは前回の緑進便りで述べた通りであるため、飛び級によって真の平等が実現でできる。
    このような政策は、ある種北欧に近いですが、私の提言は現場で指導してきた実感から作り上げたものです。そういう意味で北欧の国々では理想的教育環境にあるといえるでしょう。
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  1. 2011/08/01(月) 00:00:00|
  2. 石田勝紀からの便り
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