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自己の振り返り

 現在、2ヶ月に1度の割合で「プロ教師になるための講座」を開催しています。この講座では、一人ひとりの先生に対して指導を行います。基本的な原則をはじめにレクチャーしてから、あとは実践です。実践で模擬授業を行うことで指導をしますが、普通に行われている模擬授業とは異なります。それは自分の授業をビデオを同時に収録し、そのビデオを全員で振り返りながら、問題点を模擬授業を行った先生も含めてフィードバックするという方法なのです。そしてそれらのコメントを取り入れて再度授業を行い、またビデオで収録し変化の差異を認識します。このような方法で研修会を行うことで、自分の授業を客観化でき、素直に人の指摘を聞くこともでき、成長の速度が一気にあがるのです。
 人は他人から指摘を受けると面白くないと感じます。そして大人は大抵、心の中で反発します。反発すればするほど成長は遠ざかります。したがって大人はなかなか成長しないようです。ましてや教師や講師という先生と呼ばれる立場の人は、いつも子どもたちを上から目線で指導し、“お山の大将”になりきっています。そして3年ほど先生として指導すると、自信がつくと同時に成長がそこで止まります。なぜとまるかといえば、反省することがなくなるからです。自己反省を繰り返し、常に生徒にとって良い指導とは何かを考えている場合は良いでしょう。しかし実際にはそのような人はあまりおりません。人からの指摘も減ってきます。新人のうちは先輩から色々言われますが、3年もやるとその指摘はなくなります。私も過去に苦い体験をしたことがあります。指導を始めて10年も経った頃でした。入塾説明会で私が話をしている場面を記録しようとビデオを撮ったことがありました。自分としては完璧な説明会でした。しかしその後、ビデオで客観的に振り返って見ると、見るも無残な最悪な話し方をしている自分がいるではないですか。これは本当にショックでした。主観と客観とはこうも違うものかと感じた瞬間でした。自分を振り返る大切さ、しかも実際に自分の姿や行動をビデオで振り返る大切さをここで実感しました。それ以来、私は研修ではこのビデオによる振り返りを必ずいれるようにしました。人から指摘を受けるより、自分で自分を指摘するほうがショックの程度が大きく、改善する可能性が非常に大きいためです。
 最近ではビデオは1人1台(携帯のビデオを含め)という時代になっています。人を映すのも良いですが、自分の行動をチェックするために使うこともできます。そのように使えばビデオは自己成長のための道具になるでしょう。色々な使い方ができます。工夫して使うことで、「語るよりも見せた方が早い」ことが実現できるのです。
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  1. 2011/01/01(土) 00:00:00|
  2. 石田勝紀からの便り
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与えすぎていませんか

お小遣いに携帯、ネット環境、子供部屋のテレビ、最近の子どもは色々なものを与えられています。学校に行き、部活をやり、塾などの習い事にも通う。その上これらのものを全て使うには1日24時間では到底たりません。
このような与えすぎによる弊害について、今月は経済面に着目して述べようと思います。
今の子どもは、私が子どもの頃と小遣い額は変わらないとしても携帯料金、ネットの月額接続料金を考えたら少なくとも3倍以上の金額を親はからもらっていることになります。
先日、卒業生が来校し、「大学生になったのでノートPCを買いたい」というので相談に乗りました。
「持ち運びたいでも小さすぎるのは嫌、喫茶店などでネット接続したい、後はレポートを書くからWord、それにExcelはほしい」というので、B5ノートをいくつか勧めました。本体価格は本人の予想よりもだいぶ低かったようで、「そんなんで買えるの!」と驚いていましたが、ネット接続の話で問題が発生しました。
「月々の支払いをしたくない」というのです。彼女はEMやP-inなどの接続機器を購入すれば、あとは無料でネット回線を利用できると思っていたのです。
この勘違いは家庭に電話回線や光回線を利用したネット環境が構築されていて、彼女が当たり前のようにそれを使ってきたことが原因です。当然ご両親が月々の利用料を支払っていますが、金額はもちろん、払っていることも彼女は知らなかったのです。
もう一つ、特筆すべきことは「携帯電話だって毎月の支払いがあるでしょ。家の電話だってそう、通信するからにはなんでも月々の利用料がかかる。」と伝えると驚いた点です。中学生の頃から携帯料金は親が支払う、家の電話もしかり、要するに彼女はそれらも当たり前のように使えるものと認識しているのです。さすがに携帯は月々の支払いがあることを認識していましたが、親にいくら負担させているかわかっていないのです。そんなものは微々たるもので通話さえしなければ無料に等しいと思っているのでしょう。
私は大学に入ってから携帯やネットを利用し始めましたが、全て自分のバイト代で支払っていました。ネットを引くに当たり、家の電話料金も自分の口座からの引き落としに変えました。当時は「家の電話から友達の携帯にかけるな!長電話するな」と高校生だった妹をよく叱ったものです。その他にも国際電話をかける母親、県外の友人と2、3時間長電話する母親(しかも毎月1回は必ず、ひどいと週1)もよく叱ったものです。
ですから一日に100通以上もメールしたりする生徒たちが信じられません。月々いくら使っているのか彼らはわかっているのでしょうか。電話もメールもネットもタダではないことを知っているのでしょうか。経済的な一般常識が欠けているのではないかととても心配です。
常識や倫理観のない人に機械を使わせることは非常に危険です。与えるのであれば「これはどういったもので、これくらい費用がかかる。使うに当たりこういうルールにしよう」と決めてください。与える前に常識、倫理観、そしてルールを教えてください。それをせずに彼らがのめり込みんでしまったとしたら、それは彼らではなく与えた側の責任です。
  1. 2011/01/01(土) 00:00:00|
  2. 講師たちから
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