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教育は少人数制が原則

今回は少人数制についてはお話をします。塾はもともと少人数制が原則ですから塾の話よりはどちらかといえば学校の話になります。現在の学校は法律で1クラスを40人までと定めています。そして昨今、議論されているのがこの40人を35人にしようというものです。もちろん、少子化のため小学校では30人を切っているクラスもありますが、法律で決めることはまた別の問題になります。私はかねてより、教育は少人数指導が原則であると唱えています。しかもその人数は20人とします。この人数は私の経験則から来ているものです。今まで20数年間で個別指導から1クラス50人規模までと体験しておりますが、一番教育効果が高かった人数は1クラス20人です。そしてレベル別には分けないことです。これが一人一人の成績が最も上がった人数でした。
 実は海外に目を向けてみると少人数クラスを法律で定めている国が多いことに驚かされます。ニュージーランドやカナダは20人~30人の間で設定されています。かの有名な学力世界一のフィンランドも1クラス30人もいません。OECDのPISAの試験で上位にランクインしている国の1学級あたりの生徒数が30人以下であることを考えると、やはり重要であることがわかります。韓国では20年前まで1クラス50人いたそうですが、今は30人と法律で決めており、私が視察にいったときには1クラス最大30人ですっきりとした雰囲気で授業がなされていました。
 私は日本の教育改革をする上で、1つだけしかできないとしたならば、1クラス20人を法律で決めることを実行します。そうすることで、教師の負担が減ります。教師が悪いという話がよく聞きますが、実際私が学校で多くの教師と接していてわかったことは、非常にタフな仕事であるということです。1クラス40人近くの生徒を担任として管理し、自分の持分の教科指導およびそれに付随する研究時間、そして学校行事、さらに保護者との対応、そして極めつけは運動部の顧問をやると、それだけでプライベートの時間は全くありません。最近は勘違いする保護者が台頭し、勤務時間外でも携帯電話に電話やメールをかけ、先生の自宅まで、たいした内容でもないのに連絡を毎日のようにする保護者が後を絶たないという実態を聞くと、今日の教育問題は決して学校や教師だけの問題ではないといえます。確かに最近新聞をにぎわすように教師の犯罪が報道されます。しかし警察官でもそのような事態がありますし、ましてや企業に勤めている人の不祥事も同じような確率で起こっているわけです。もちろん教師の不祥事を肯定はしておりません。聖職である以上、不祥事はゼロであって欲しいと思います。ところが学校の実態をよくみると決して教師だけの問題ということにはならないだろうと思っているだけです。このような学校の状況ですから、教育改革をするとしたら、1クラスあたりの人数を減らすのが一番良い方法です。これだけを実行することで、日本の教育水準が必ず世界一になると私は断言します。
 非常に多様化した社会において、それを構成する人々が多様化し個別化し、対応水準が一昔前とは大きくことなっている以上、組織体制、経済体制や社会体制を大きく変革させていく必要があるのですが、それができずに大きなギャップが生まれているのが現在の教育であり、日本であるのです。
 1クラスの人数を35人にするという案は一歩前進ですが、実は事態は何も変わらないというのがおちでしょう。1クラス20人にするというぐらいの度量のある政治家がいて欲しいものです。
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  1. 2010/11/01(月) 00:00:00|
  2. 石田勝紀からの便り
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