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モンスター・ペアレンツ

 先月号で私は、“5年で急速に学校も家庭もおかしくなっています。このことは私の知人である学校関係者達が皆異口同音に唱えております。”というお話を冒頭でいたしました。それを象徴するかのように、最近「モンスター・ペアレンツ」という言葉がマスコミをにぎわしております。挙句の果てには、学校が弁護士に相談ができる仕組みを行政が作る事態にまで至っています。この現象を皆さんはどのようにお考えになるでしょうか。
 今月号はこの「モンスター・ペアレンツ」のお話をしたいと思います。新聞では「うちの子が起きないので、先生、起こしに来て欲しい」「うちでは子どもに掃除をさせないので、学校でもさせないで欲しい」など常軌を逸する事態が書かれています。さらに、何かあればすぐに「訴えてやる!」という言葉を出す特徴もこのモンスター・ペアレンツにはあるようです。昨今、社会問題化した給食費を払わない親たちの問題もありました。昔もあったでしょうが、今と昔では割合も理由も全く異にします。今は「払わないのがなぜ悪い!」というのが特徴のようです。さらに、塾でも学費を平気で滞納する人が増加しております。10年前は「大変申し訳ありません」という言葉とともにその後しっかりとお支払いいただいていたのが、最近は滞納して当たり前と考える人が増えてきております。ひどい場合には、塾を辞め、再三の催告にかかわらず滞納分を一切無視し続ける方もいます。恐ろしい世の中になってきました。おそらくこの現象は教育だけではなく、あらゆる業種に渡って蔓延している“病気”でしょう。日本のあらゆる場所において、非常識な人が引き起こす事態で混乱が生じていることと思います。
このような人たちに対して、どのようにすればよいのでしょうか。皆さんの周囲にもこのような人が少なからずいることでしょう。一般的には、「人間関係を保持し続けたい。」「事を荒立てたくない。」「できれば問題に巻き込まれたくない。」という気持ちから、当たらず触らずという考えで見てみぬ振りを通してしまいます。しかし、そのようなことをしていては何も変わらず、モンスターを巨大化し、調子に乗らせることになってしまいます。私は解決策として、このような非常識な人が社会から排除されるという社会システムを再興する以外にないと考えます。地域社会のつながりが希薄、または無くなり、地域社会からの矯正機能が無くなってしまったことが大きな原因であります。また、これに拍車をかけているのがマスメディアの放映のあり方であります。訴えれば賠償金がとれるという安易なテレビ番組をはじめ、インターネットの影の部分である悪口陰口掲示板などが影響を与えていることは明白です。さらに、政治家、企業経営者、官僚、公務員、教員などの犯罪や汚点を映像を通して見ることで、さも誰でも悪いことをやっているという印象を与えかねない報道も問題があります。(一方で、このような立場の人が犯罪を犯す頻度が多いことはかなり問題であります。)
私たちは教育という事業を行っており、子どもたちの学力を向上させることを主たる目的としています。しかし、このような世の中になっていくことを放っておくことはできません。ですから、万一非常識な方がいれば、われわれはその方に対しては毅然とした態度で接します。非常識が世の中で平気で通用すると思ってもらっては困るからです。そしてその姿を子どもがみています。仮にわれわれが甘い態度で接することで、それを見た子どもは将来、親以上に非常識な人間になってしまいます。非常識の悪循環はどこかで断ち切らねばなりません。身近なところから一つひとつ正し、さらにそれを愚直に繰り返すことが教育の使命であるとも認識しております。私たちは日本の将来を考え、正しい方向に身近な一歩を確実に歩んでまいりたいと思います。
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  1. 2007/08/19(日) 00:37:10|
  2. 石田勝紀からの便り
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